2013年 06月 11日
「憲法ってかっこええな」 |

インタビューの中で、「私が子どもだった昭和30年代から40年代、おとなは憲法を自慢していました。父親は明治、母親は大正の生まれで、兄たちは昭和初期に生まれ戦争を体験していました。『日本は戦争をせえへん唯一の国やで』と食卓でも子どもに話す。彼らの自慢話を聞いて私は育ちました」と語っています。
私も、小学校の授業で「九条があるから日本の憲法は素晴らしいと言われる」と習いました。
安倍首相は今の憲法は、日本が戦争に負けたからアメリカに押し付けられた、日本人にとって不本意な憲法であるかのように言います。そして、明治以降に日本がやってきた戦争を「侵略」と認めることができません。認めれば、日本人は自分の国に誇りが持てなくなると思っているように見えます。
しかし、日本人はそんな弱くはないと私は思います。過ちを二度と起こさないと世界に誓ったことにこそ、日本人は誇りを持てるはずです。
日本が起こした戦争を「自存自衛」と思い込まねば、自分が日本人であることに耐えられない安倍首相のような人を、私は弱い人だと思います。何かを全く傷のない完全なものとして崇拝したがると、人は思考停止に陥ります。
自分の国を、崇拝する対象ではなく、どんな国に作っていくか主体的に考えられる、それについて周りの国の人たちともいろいろ話し合うことができる、そんな子どもたちを育てられる国にしていきたいと思います。
by yasuko_kanda
| 2013-06-11 00:23
| 政治