2006年 11月 22日
なぜバッシングになるのか |
20日にTBSの「ニュース23」を見ていたら、北九州市の、校長先生が自殺した小学校について報じていました。「いじめ隠し」として報道されたことで、抗議電話が自宅にも殺到したことで、校長が追い詰められたのではないかとのこと。実際の学校の対応としては、保護者に事態を説明したりなど、対策を講じていたのだそうです。「マスコミは本当の事を報道してほしい」と泣きながらテレビカメラに向かって話す保護者もいました。
この学校が、自分達の学校で起きていたことを「金銭トラブル」と届けていた真意はわかりません。しかし「いじめ隠し」という言葉を使ってしまったら、「解決のための手を打たないまま放置していた」という印象を与えてしまうでしょう。
このニュースを見ていて思い出したのは、イラク戦争が始まる直前の日本人人質事件。だれかを悪者に仕立てあげて非難を集中させる。(よく自宅の電話番号まで調べるものですね)。テレビ番組では報道のし方だけを問題にしていたけれど、私には、正義をふりかざしながら罵倒して構わない相手を求めている群集がいることに、今の日本の異常さが表れている気がします。
この学校が、自分達の学校で起きていたことを「金銭トラブル」と届けていた真意はわかりません。しかし「いじめ隠し」という言葉を使ってしまったら、「解決のための手を打たないまま放置していた」という印象を与えてしまうでしょう。
このニュースを見ていて思い出したのは、イラク戦争が始まる直前の日本人人質事件。だれかを悪者に仕立てあげて非難を集中させる。(よく自宅の電話番号まで調べるものですね)。テレビ番組では報道のし方だけを問題にしていたけれど、私には、正義をふりかざしながら罵倒して構わない相手を求めている群集がいることに、今の日本の異常さが表れている気がします。
by yasuko_kanda
| 2006-11-22 00:01
| ニュース